収穫祭の報告
収穫祭の日、自転車部は朝9時から夕方5時までピザを焼きました。
ピザ焼きというより火遊びと言ったほうが良さそうな内容です。
薪は工事現場の廃材を集めて高く積み上げてありますが、長時間燃やすとかなりの速度で減ります。
庭に放置してあった大きな丸太を丸ノコ、ナタ、薪割り機などを使って細かく割る作業が急遽始まりましたが、火遊び好きの多くは薪割りも好きなようです。
作業には収穫祭の来場者も参加して、大きな丸太は短時間で薪に生まれ変わりました。
ピザ焼きの最初の2時間はひたすら窯の温度を上げる作業です。
思うように温度が上がらず「薪を入れすぎだぞ」「もっと団扇で扇げ」「スギは熱量が小さくピザ窯に向かないんだよ」などの罵声が飛び交いましたが、11時頃に窯の温度は250℃で安定しました。
今回は生地も手作りです。生地をこねて叩いて寝かせて丸めるまでを女性スタッフに手伝っていただいたのですが、火遊びチームはまるで他人事です。
それより窯の温度を最高の状態で保つことこそが至上命令であり、トッピングの材料を刻むことなど一秒も考えません。
こちらの作業もスタッフさんのお世話になりました。ずいぶん身勝手なピザ焼きです。ピザ本体には脇目も触れずに窯の前に集まる者のDNAには、炎に対する特別な感情が刻み込まれているに違いありません。
【ピザ焼き体験教室】は預定より少し遅れて11時半に開始しました。窯がしっかり温まっていますので、1分程度で軽く焦げ目がついてふっくらと焼き上がります。
教室に参加した方は、自分で生地を伸ばし好きな具材をトッピングし窯まで運ぶだけ。
あとは我々が眼の前で焼き上げます。一枚500円のピザは飛ぶように売れました。
夕方は窯の予熱で焼き芋をつくり、集まった方たちとみんなでオヤツにしました。
青空が眩しい秋の日、部屋から漏れ聴こえるバンドの生演奏をBGMに仲間とピザを楽しむ週末でした。今回の売上は月見亭の再生事業などに活用します。